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20年後の君へ

澤田雄一郎は、一流商社で海外インフラビジネスを手がけるエリートサラリーマン。美人で料理上手な妻・佳乃、東大を卒業し経産省勤務の長男・大地、ワシントン大学に留学中の長女・麻理子の4人家族で、自身は役員昇進も近いと噂され全てが順風満帆だと信じて疑わなかった。

ところが、バングラデシュへの出張で雄一郎の人生が大きく変わろうとしていた。
インドの東に位置するバングラデシュは、日本の四分の一しかない国土面積に一億五千万人が暮らす、人口密度世界一の国。大半の人間が一日80円以下で暮らす、アジア最貧国だ。

ある日、バングラデシュに出張で訪れた雄一郎は、アメリカにいるはずの麻理子と遭遇する。驚く父に、麻理子はバングラデシュの子どもたちを支援する NGO を主催している 石川の元でボランティアをしていると告げる。「 バングラデシュの人たちを豊かにするために何かをしたい 」 と夢を話すが、雄一郎は一方的に反対する。そんな父に愛想をつかした麻理子は、兄や母が雄一郎に抱いている不満を思わず口にする。

帰国した雄一郎は、大地が一年も前に経産省を辞め、アルバイトしながらデザインの勉強をしていると佳乃から聞かされる。
「 子どもの夢を応援したい 」 という佳乃に声を荒げる雄一郎は、衝撃的な言葉を聞くことに。
長年連れ添った妻から 「 自分の人生を生きてみたい 」 と告白されたのだ。
翌日、雄一郎は大地が働く中山造園を訪れる。経営者の 中山は、自然の石で壁を作る事業に取り組んでいて、大地も “最強の壁” を作るのが夢だと言う。

そんな中、突然雄一郎に下されたガンの宣告。家族のために必死で働いてきたはずなのに、気付けば家族はバラバラ…。
雄一郎は、残されたわずかな時間で 「 家族の夢を応援する 」 ことを決意する。
メイドインバングラデシュのバッグを作る、世界最強の壁を作る、美味しい野菜を作る… 様々な壁にぶつかりながらも、夢を見て未来を切り開いていく人々の姿をハートフルに描く。
(公式サイトより)


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